毎朝見たい『三分間のアニミズム』

大切にしているものがしゃべったら、楽しいけど怖いけど楽しいなあ。
と思うことがありませんか?
今はしゃべる家電なんてものがあるみたいですが、そういうことではなく。

サメマチオ/小学館
『三分間のアニミズム』

身近にあるあんなものやこんなものがしゃべるオムニバス。

いや~、普遍的な設定だとおもいきや、そのしゃべるものたちの裏で進行する人間模様なんかも最高だったりして、これは傑作なんじゃないでしょうか。
お話自体、これ以上長くてもこれ以上短くてもダメな気がする。そのあたりも含めて絶妙!
誰も見てないかもしれないけど、もしかしたら誰か見ていてくれるかもしれない、それがモノでも救われる!

私はひな人形と洗濯ばさみの回が好きですね。
ネタバレするのはダメだけどネタバレしないと説明できないし、ネタバレしたところで「??」となるので、これはもう読んでいただくしかないんですけど。
うう、全然説明できない…
めちゃいい作品なんですよ!毎朝3分映像で見たい!
全体的に夏の雰囲気が漂う作品ですし、なんと今のところ読み切りの1冊だけ!
旅のお供に、気軽に手に取っていただければと思います。是非!


最後は聴覚って本当なのかな。

やまなか(仮)
貯蓄もないのに漫画をジャケ買いしては一喜一憂しているどうしようもない人間。
狭く浅く生きています。