『毎日が楽しくてあっという間』

ドラマ「こえ恋」での初主演のお話を最初に聞いたときのお気持ちは。

最初は…「えっ!?」でした(笑)。
色んな先輩方がいらっしゃる中で自分が主演するのはまだ早いかも、という不安もあったのですが、折角お声がけいただいたのだからこのチャンスを無駄にしてはいけないと思いました。

現場の雰囲気はいかがですか?

撮影現場は同世代の方々が多いので、毎日が楽しく、あっという間です。
学園ドラマが初めてなので、同世代の方々がこんなに多い現場は新鮮で楽しいです。
みんな個々に自由にワイワイと盛り上がっていて、私はやっぱり大友花恋ちゃんと一緒にいることが多いかな?
もちろん、松原くんともいっぱい話します。

ゆいこ役と永野さんの共通点はありますか?

何でも素直に受け取めるところや、気になる人を放って置けない性格は、自分ととても似ているなと思います。
でも、まだ「好きな人のことで頭がいっぱいになる」という経験がないので、そこはゆいこの方が大人ですね(笑)。
私自身が松原くんという存在がとても好きなので、想像とか役作りではなく、とても自然な感じで演じられています。

『耳を傾けてくれるとキュンとする』

松原くんは紙袋をかぶっていますが、お芝居をやってみての感想は。

松原くんは紙袋を被っているので表情はわかりづらいですね。
でも、その分動きや雰囲気でわかりやすく伝えてくださるので、意外とやり辛さはないです。

撮影中、思わずキュンとしたシーンを教えてください。

やっぱり、ゆいこが初めて松原くんの声を聞いた瞬間ですね!
ゆいこと松原くんの距離が近くなったり遠くなったりするだけでも、キュンキュンしちゃいます。
紙袋をかぶっているけど、他のラブストーリーよりキュンとするところは沢山あるかも!

永野さん的にこの作品の中で気になるキャラクターは?

普通にこのドラマを楽しんだときに一番人気が出そうなのは、瀬島さんだと思います。誰にでも笑顔で、ニコニコしていて。
でも私自身は、やっぱり松原くんです!誰にでも優しいし、私だったらめげちゃうようなことにも負けない強さもある。礼儀正しいので、お母さんに会ってもらっても安心な気もするし!(笑)
話を聞くときに、こちらを向いて一生懸命耳を傾けてくれると、やっぱりキュンとしますね。

『恥ずかしさがなくなってきた』

永野さんは現役の高校生なんですよね。

そうなんです!
今回は「女子高生になったらこういう制服が着たいな」と思っていた、ザ・制服!って感じの衣装なので、テンションが上がります。
この赤いリボンとか、やっぱり女の子の夢ですね。
お仕事と学校の両立は大変だけど、友達もみんな応援してくれていますし、私がいない間にあった面白いこともいっぱい教えてくれるので、実際の学校も楽しみながら通えています。

監督の演出や雰囲気はいかがですか。

段取りをきちんととってくださる監督なので、みんなの空気感が一緒になってから本番を始めることができて、とてもやりやすいです。
アドバイスなども含めて、みんなで一緒にやろうという雰囲気が、担任の先生っぽさもあります。

ご自身の中で、女優としての変化はありますか?

今、ようやくお芝居をすることに慣れてきて、恥ずかしさがなくなってきました。
周りの人に合わせてお芝居を変えたり、役によって全然違う人になれるようになりたい。
色んな人のお芝居を見て、良いところをどんどん盗んでいきたいです。

『オーダーには全力で取り組む』

最近ハマっているものはなんですか?

ドーナツです!もちっとしたタイプのものと、チョコレートがかかったベーシックなものが好き。この撮影の帰り道にもよく買って食べます(笑)。
インスタグラムもがんばって更新しています。あまり深く考えずに、「あっ、これインスタにアップしよう!」って思ったものを上げています。
実は、自撮りがとっても下手で…でもお友達に頼むのも恥ずかしいので、マネージャーさんにお願いしたものが多いですね。

お休みの日は何をして過ごしますか?

基本的にはお友達のお家でのんびりしています。一緒にテレビ見て、お腹空いたら一緒にご飯を作って、またのんびりしてていつの間にか夜…みたいな。
フラッと映画を見に行くこともあります。
あまり予定を立てずに、その日の気分で行動することが多いですね。

永野さんが思うご自分の魅力を教えてください。

緊張をしないこと!です。
あと、負けず嫌いです。現場でオーダーされたことには全力で取り組みます!

『想像にないものが返ってきたときのドキドキ』

永野さんにとっての、お芝居の楽しさを教えてください。

返ってくるセリフや自分がやっていることに対して、ニュアンスや空気感が毎回変わるのが楽しいです。
こう言ったらこうくるだろう、という自分の想像にないものが返ってきたときのドキドキする感じがとても好き!
また、お芝居によって役が見えてくるので、責任感を感じると同時に、ワクワクします。

モデルのお仕事と女優のお仕事の違いはなんでしょうか?

私自身なのか、私ではなく役なのか、です。根本的に違う気がします。
モデルのお仕事は、お洋服などの商品と自分自身を綺麗に見せることが大事なんですけど、女優の時は、役であれば自分はどう見えていても構わないです。

これから挑戦してみたいお仕事は?

バラエティ番組を経験してみたいです!
ひな壇に座ってみたいんです。周りで色んな方々が面白いことをやっている、あの空気感を感じてみたいな。

改めてドラマ「こえ恋」の見どころを教えてください。

やっぱり、まずは松原くんとゆいこの恋の進展でドキドキしてもらいたいです!
あと、松原くんだけじゃなくて、みんなの心情の変化は、意外と体の動きに出ていると思うんです。なので、そこを注意して見ていただけたら、より楽しんでいただけると思います。

永野 芽郁 MEI NAGANO プロフィール
1999年9月24日生。東京都出身。2009年映画デビュー。2015年公開の映画「俺物語!!」やドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」(CX)などに出演。
「第94回全国高校サッカー選手権大会」11代目応援マネージャーや今年の「カルピスウォーター」のCMキャラクターを務める。
公開待機作には日本語吹き替えを担当する映画「キング・オブ・エジプト」(9月9日公開)や、「ピーチガール」(2017年公開)など。

ドラマ『こえ恋』
「こえ恋」(原作:どーるる)は、累計2,000万DLの人気マンガ・ノベルアプリ【comico】で連載中の大人気漫画。
なぜか紙袋をかぶって生活しているクラス委員長<松原くん>と、彼の素敵な声とやさしさに惹かれていく吉岡ゆいこ。そして超絶真面目な堅物生徒会長というちょっと変わった高校生たちが織りなす、これ以上なくピュアでかわいい、胸キュン必至の青春ラブストーリーです。
テレビ東京系 毎週金曜深夜0:52放送

撮影:大村祐里子