『的確に演じられるように』

台本を読んだ時の率直な感想を教えてください。

まずはじめにタイトルが『はらはらなのか。』でそこにビックリしちゃいました!
主演で、自分の名前がタイトルで…できるのかな!?みたいな。嬉しいよりまず不安がやってきました(笑)。
自分で自分を演じることも初めてで、中々難しかったです。

一人2役は大変だったのではないですか?

特に“なのか”は自分自身に寄せて脚本を書いていただいたのですが、役は役で自分自身ではないから、上手くできないと悔しいときもありました。
監督と、撮影前から“なのか”と“透明なのか”をきっちり演じ分けることを掴んでいきました。撮影していくごとにどんどん役がわかってきました。

注目してほしいシーンはどこですか?

自分が汚れていく雨のシーンです。撮り直しがきかないシーンなので緊張しました!
お芝居を信じられなくなってしまった“なのか”がどうなってしまうのか、色々考えました。
この作品で、劇中の“なのか”も私・原菜乃華自身も一緒に成長していけたと思います。

『自分が楽しむのが一番』

おはスタでの原菜乃華さんと女優の原菜乃華さんはやはり違いますか。

お芝居の時は自分の中で感情を作りながらやりますが、おはスタは朝から元気をお届けするということが一番なので、やっぱりテンションがとても高いです。
画面から楽しさが伝わるには自分が楽しむのが一番かなと思って、いつも一番楽しんでやってます(笑)。

女優として大事にしていることはありますか?

相手の方のお芝居に合わせる…というと少し違うんですが、コミュニケーションをしながらお芝居したいと思います。
難しいんですけど、それが少しずつできるように頑張っています。上手くいったときは心の中で『よしっ!』と思います。

今後の目標を教えてください。

ドラマや映画に沢山出たいです!
今回、映画の主演という夢がこんなに早く叶ってとても嬉しいので、次の夢である“連続ドラマの主演”に向かってさらに頑張ります!
もっともっと沢山の方々といっぱいお仕事して、女優としてだけじゃなく人間として素敵な女性になりたいです。

■原菜乃華
2003年8月26日生まれ。東京都出身。モデル・女優として活躍中。現在「おはスタ」(テレビ東京系)におはガールとしてレギュラー出演中。
また、映画「3月のライオン」前篇(3/18公開)・後編(4/22公開)に出演。初主演を務めた長編映画「はらはらなのか。」が4/1に公開。

■映画『はらはらなのか。』 http://haraharananoka.com
冴えない子役女優・原ナノカ(原菜乃華)。自分が生まれたときに亡くなった母・マリカ(松本まりか)に憧れて始めた女優業だけど、オーディションに行っても不合格続き。モヤモヤした日々を送っている。父・直人(川瀬陽太)の都合で田舎町に引っ越してきたナノカは、13年前に母が出演した舞台『まっ透明なAso べんきょ~』の再演とキャスト募集のチラシを見つけ、父にも内緒でオーディションを受けるが…運命の導かれるように出会った喫茶店の店主・リナ(松井玲奈)、転校先のスター生徒会長・凜(吉田凜音)、劇団Z-Lion の演出家(粟島瑞丸)とメンバーたち。いざ「本当」か「嘘」の世界へ!ナノカは物語の向こうにどんな未来に出会うのか……?
出演:原菜乃華、吉田凜音、粟島瑞丸、チャラン・ポ・ランタン、micci the mistake、上野優華、広瀬斗史輝、水橋研二、松本まりか、川瀬陽太 / 松井玲奈
監督・脚本:酒井麻衣/製作:「はらはらなのか。」製作委員会

撮影:大村祐里子