お前が妖怪を見つめるとき、妖怪もまた…『妖怪男ウォッチ』

昼間は暑い日もあるけれど、夜はもうすっかり秋ですね。
秋は人恋しくなるそうですよ。
みなさん、恋してますか?
だめな男にひっかかっていませんか?

今週は漫画ではありませんが、とにかくオススメしたい書籍が出ましたのでご紹介します。


『妖怪男ウォッチ』

人気ライター、謎のOL(しかもめっちゃキャリアウーマンらしいです!)ぱぷりこさんによる、ダメ男図鑑。
ダメな男の何がダメなのか。何故奴はダメな男なのか。
ダメとかいうレベルではない、人格破綻者というか人格破壊者というか、そういう『妖怪男』たちを分析・対策できます。

どんな妖怪男たちがいるか?
パッといくつかだけ挙げますと、
・トラウマ吟遊詩人
・俺の知り合いはすごい男
・メンヘラほいほい男
・僕を救って男
・ディスり芸人
こんな感じ。
どうですか。
読みたいでしょう。読むしかないでしょう。
ここには載せきれないもっと沢山の妖怪がいるので、詳しくはこちらをご覧ください
※こうやって例として絞り込むこのチョイスに人生がとても表れてくる気がしてならない。恐ろしい。

読みながら、「こんなやついるんかーい!」「うへ~これアイツじゃん!」「あっ!?○子の彼氏にソックリ…」など、色んな気持ちが沸いてきます。
そして、図鑑としても名著ですが、一番重要なのはやはり『退散の章』。
この『退散の章』だけでも読む価値があります。

私は普段『バンドマン、役者、芸人、この3種類は付き合ってはいけない』と半分ネタ半分本気で言っていますが、もちろんこの本はそんな浅いレベルではありません。
妖怪男はどういう生態なのか?どういう思考回路でどういう行動をとるのか?ひっかかりやすいのはどういう女性なのか?

どんな職業でも、どんな見た目でも、クソ男はクソ。妖怪は妖怪。
むしろ文中では『見た目や年収などの条件こそいいけれど、中身が妖怪でした。』という人がわんさか出てきます。
そういう意味ではバンドマンと付き合ってる方がなんだか幸せなんじゃ…とさえ思えてきます。まあそれはまた別問題なんだけど。

ちなみに、こちらのブログでは妖怪男だけではなくそこに引っかかってしまう女性の具体的なエピソードや症例がわんさか出てくるので、併せて読むとより浸透します!

恋愛は自由。
自由だからこそ最終的には自分でどうするか考えなくてはいけない。
今誰かを好きでも、そうじゃなくても、知識として知っておくことがいつか自分を守ることになるはず。
願わくば、自分の恋が親友達周囲みんなから(それなりに)祝福されますように。

そんな最高な本なのですが、一つだけ、かなり濃密な内容なので、読むのには体力と精神力が必要になってきます。
これが筆圧か…。
秋の夜長に、秋の味覚とご一緒に楽しむしかありません。是非。


さすがのおまわりさんも “アタシたちの気持ち” には不介入ですからね~。

やまなか(仮)
貯蓄もないのに漫画をジャケ買いしては一喜一憂しているどうしようもない人間。
狭く浅く生きています。