キラキラしています『彼女は宇宙一』

​暖かくなってきたなあと油断してたら寒すぎて、慎重に厚めの上着を着て出た日は暑い。
まだまだ春は遠いですね。
気持ちだけでもほんわかするような漫画を読みたい!
ということでこちらの作品です。


『彼女は宇宙一』

女の子たちが主人公(表題作はヒロインだけど)の短編集。

これは、傑作です!
何がどういいかはとにかく読んでくださいとしか言えないのですが、読むと心がほんわかどころかグッと熱くなります。キュンともする。ぶわっともくる。とにかく揺さぶられる!
そもそも、まずこの装丁というか表紙の素晴らしさよ。全力で買えと呼びかけてくるこの瞳!手に取らずにいられませんよね。
絵がポップなのでお洒落でもあり、ストーリーだけ読めばちょっと童話的でもあり。
一見穏やかなテンポなのに読み終えた時には体温が上がっている不思議な作品です。
穏やかなはずのストーリーでいきなり現れるゾッとする見開きとか、センスしかないな!と唸ってしまう。

出てくる女の子たちも、みんな可愛い。
女の子たちのジャンルはバラバラですが、全員愛せますね!可愛くてもう。
女の子に限らず、登場人物全員が人間として魅力ありすぎる。この作者は人間が大好きなのか、魅力的な人に囲まれているのか、はたまた、やっぱりセンスなのか。
あ~~~この世界、うらやまし~~~!!!!こんな子たちと仲良くなりたい!!!!(心の叫び)

年に1冊会えるか会えないかの、ぎゅっと魅力が詰まって溢れる作品たちです。
本屋さんで探してでも見ていただきたいです。
こちらで何作か試し読みもできるっぽいですし、気に入った方は是非本屋さんへ!

しかし、明らかに今時の若者的な存在がが描かれているはずなのに、すでにおばさんの私が読んでグッとくるのは何故なのか…もしかしてまだ私の青春は終わっていないのでしょうか。


少しずつ日が長くなってきている気はします。

やまなか(仮)
貯蓄もないのに漫画をジャケ買いしては一喜一憂しているどうしようもない人間。
狭く浅く生きています。