悲しみの向こう側に「幼な子われらに生まれ」

再婚して、いきなり子供をもつことになって
実の父親になろうと仕事よりも家族を優先。
なのに…
血筋には敵わないのだろうか。

信(浅野忠信)は奈苗(田中麗奈)再婚同士、
奈苗の連れ子2人の娘、薫と恵理子と暮らしている。

香と恵理子と一緒に過ごせるように
有給も使い、飲み会もスグ帰るようにし、
信は子供に寄り添うようにして“父親”でいた。

それでも
それでも、、、

信と奈苗は、新しい命を授かる。
薫は、信を嫌がり“本当の父親”と会いたがる。

あぁ、身近に離婚だとか再婚だとか
そういうのあったけど
“子”は友だちで親の再婚相手を嫌がっているところをみていた
再婚相手に対して辛く当たっている友だちをみると
見てはいけないような気持ちになっていた

“親”の気持ちは、なんだか分かるようなわからないような気がしていた

誰かを好きになって結婚とか付き合ったりとかしたら
何かを失うようなそんな気がしていた

それでも
好きなもんは好きだしなぁ

誰かと話すとき、
「なんで」は理由しか聞いてなくて
気持ちを聞いてるわけではない

知らなかった。

脚本 荒井晴彦さんよ、
悲しみの向こう側はどうなってるんですか。

どうして思い出は美化するの。

結婚とか誰かと付き合うとか家族とかって好きとか愛してるだけでは
うまくいかないこともあるけれど
なんで、好きな相手を傷つけてしまうんだろうなー
とかあるけれど

どうか10年、20年後、
今、一緒にいる相手と幸せになりますように。

何だか薄っぺらく思われるような気持ちになりました。

是非。ご覧あれ。

どろん。

タカハシ
平成元年生まれ。
映画関係者。