2016年、唐突にマンガや本のことを勝手に綴るコーナーを始めようと思います。
自分にとって、どのマンガが一番好きかなあ。。。と考えた時に、やはり一番は絞り切れず。
大いなる影響を与えてくれた作品の一つが、この『ガラスの仮面』です。
言わずと知れた名作。そして大作(現在進行中)。
あらすじなどは語るのも野暮なので省きます(ちょっと調べてもらえればいっぱいそういうサイトが出てきますので是非)。
マヤ派ですか?
亜弓さん派ですか?
私は、“さん”を付けるくらいなので当然姫川亜弓さん派です。
これは私の想像ですが、おそらく亜弓さん派の方が多いんじゃないでしょうか?
少なくとも、読者の多くは彼女に肩入れしてしまう傾向があると思います。
(そういえば亜弓さんは自分の容姿には過不足ない評価を下していて、そこも好きなんですよね。絶対謙遜しない。
『謙遜は美徳ではない(byシャーロック・ホームズ)』というくらい、まあさらっと「ありがとう」てなもんですよ。
そこが亜弓さんの良さでもあるんですけどね。
ちなみに彼女が幼稚園時代に美人コンテストで自分より美人を見たとき、きちんとその衝撃を受け入れてるのもすごい。)
結局のところ、これはお芝居とは何か/演技とは何なのか?が重大なテーマでありつつ、基本はスポ根なんですよね。
演技への情熱や、その訓練がすさまじい。
実際に40度も熱があって本番に立つ人っているのだろうか…
ただ、舞台は・この世界はそれでもやるんだと言われたらそうなのかと納得せざるを得ない。
というか納得しないと話が進まないわけですが。
また、2人はこれまた素晴らしいライバル関係なんですよね。
ライバルと言える存在がいるって、恵まれてるんじゃないかなと思える。
いますか?切磋琢磨し、相手を尊重しつつ負けたくないと思うような相手。妬みも僻みも受け入れた上で、憧れでもあるという存在。
作品なのだから当然の運びだとは言えますが、この2人が出会ってなかったら、なんともつまらない世界じゃないですか。
マヤは天才としてひたすらに舞台に立ち、亜弓さんはただまばゆいスポットライトの中でトップスターで居続ける。そこにお互いがいなくても芝居をすることはできるんですよね。というかおそらく現実はそうです。
でもこの作品の中では、対照的な二人が出会うことによって、自分が持っていないものを持っている相手に強く憧れ、焦り、必死で努力する。
あと周りに出てくるキャラクターがいちいち魅力的すぎるところも最高です。
が、その話をすると本当に長くなるので、ひとまずはこのあたりで。
あまりにも歴史が長くコアなファンも多い作品なので、手にすることさえ躊躇する方は多いと思いますが、騙されたと思ってまず読んでみてください。
気が付けばシアターXのゲネプロを心待ちにしていることでしょう。
写真とは全然関係ないんですが、大学の卒業式に紫のバラ(紙粘土製)をもらいました。本当です。
貯蓄もないのに漫画をジャケ買いしては一喜一憂しているどうしようもない人間。
狭く浅く生きています。