これを隣で聞いていたい『深夜のダメ恋図鑑』

読み切りというか、これっきりだろうなあと思っていて、でもその1冊が好きだった。
そんな作品が『2』が出ていた。
買うしかない。

てことで買いました。

尾崎衣良/小学館

『深夜のダメ恋図鑑』

今出ている最新刊こそが2です。
とにかく読んでみてください。面白いから。

まあタイトルの通り、ダメ男との恋愛(あるいは恋愛以前のいろいろ)を主人公の女の子3人がそれぞれ斬って斬って斬りまくるんですけど、これが中々どうして笑ってしまう。
ゲラゲラ笑いながら、男たちもひどい奴が多いし(でも実際にいるよなあこういう人たち)、そもそも君たちは何故こんなのと付き合い続ける…?と思うけど、実際現実ってこういうものだよなあ。よっぽど借金があるとか、すごい暴力を振るわれたとかじゃない限り、まあ結局タラタラ付き合っちゃうよね~みたいな。
自分でも、こんなのどうかしてるなーとか、ダメな男だなーとか、どうしようもないなーとか自覚はあるんですよね。
でも借金があるわけじゃないし。とか。別に嫌いなわけじゃないし。とかね。

これが実際の友人だったら『大丈夫?その人?』と思うけど、漫画ですし。
多分ここに出てくる男の人たちって実際モデルがいそうだし、いると思うし。でもまあ漫画ですし。
つまり、害がないダメ男話って楽しいよね。という結論。

いつだってこの世のすべての女性が幸せでありますようにと願ってやみません。本当です。


こういう類の話が喫茶店や居酒屋の隣近所の席から聞こえてきたときのワクワクったらないですよね。

やまなか(仮)
貯蓄もないのに漫画をジャケ買いしては一喜一憂しているどうしようもない人間。
狭く浅く生きています。