本屋さん、好きですか？
本屋さんって、用事がなくても行きたくなりませんか？
少なくとも私はそうです。
本屋さん、毎日行きたい。
大きい本屋さんも、小さい本屋さんも、本屋さんの形態ならひとまず何でも好きかもしれない。
そんな私が読むべき漫画かもしれない。
『ぶっきんぐ‼』
人生迷走中の美大卒業生の主人公が、ひょんなことから今ではさびれかけた小さな老舗書店で働くことになり、そのお店の再建目指して頑張るお話。
そもそも本屋さんそのものが好きな私なので、この本を読んで学ぶことは非常に多かったです。
取次の話とか、取次専門書店（超・行ってみたい）とか。
本が好きな方、本屋さんが好きな方はもうこんな文章読んでないで（読んでくださってありがとうございます）、この本是非ご覧いただきたい！
こんな風に、本屋さんが大好きなんですけど、働くのは大変そうだなあといつも思います。
立ちっぱなしだし、自分の興味があるものじゃないものも把握しておかなきゃいけないし、常に在庫があればいいってものでもないし、でもなきゃないでだめだし…。
せめて、ひっきりなしに人が訪れる感じではない駅前の本屋さんなんかは、レジの店員さん、座っててもらっていいのになーなんて思ったりします。
確かに、都心の大型書店はともかく、街の小さな本屋さんだと、品ぞろえはアマゾンさんにはかなわないんですよね…
悲しいけど、これは現実なんですよ。
でも、街の書店だからの良さもあったりします。それは各書店で結構違うものなので、自分で色々回って見つけるのが一番！その中で、好きな書店、頼りにできる書店ができてくるはず。
前に住んでいた、駅前の本屋さんが大好きでした。
決して大きいお店じゃなかったけど、何故だか漫画の品ぞろえというか入荷具合が自分の好みとめちゃくちゃ合ったんですよね。仕入れ担当の方と飲みたかった。
とりあえずそこにあるチェーン店にはない本も、小さな町の本屋さんにならあるかもしれない。そしてその確率って結構高い気がします！少なくとも私が住んでいるこの東京のすみっこはそんな感じです。
大型書店も大好きですけどね！あの本に埋もれそうな感じが！
関連的にジャケ買いやガンガン探して買えちゃうのも、大型の、さらに実際の店舗の強み！
書店、あるいはもっとそれ以上の出版が不況と言われる中で、私たった一人ができることは、本を買うことだなと。
それは本じゃなくて、靴でも野菜でもなんでも一緒なのかも。
あのお店なくなっちゃったのか、と感傷に浸る未来が想像できるのであれば、その半年前、1年前の今、まず自分が一つ何か買ってみてもいいのかもしれません。
スマホ一つで何でも買えちゃうのは、確かにとっても便利なんですけどね。
これ以上本屋さんになくなってほしくないから、今日も私は本屋さんに行きます。
貯蓄もないのに漫画をジャケ買いしては一喜一憂しているどうしようもない人間。
狭く浅く生きています。
