そういえば2月です。
受験シーズン真っ最中。当事者の皆さんはバレンタインどころじゃないという時期。
『二月の勝者 ー絶対合格の教室ー』
最強最悪の塾講師が、中学受験とは何か?を遠回しに教えてくれる話。
常日頃「女子高生は最高」と公言している私ですが、じゃあ戻る?と言われたら3日は迷います。
それは何故か?
ひとえに、受験(というかもうテストという事象そのもの)が嫌だから!
受験も嫌だし大学入ってからの勉強も嫌だし就職のなんか色々も嫌だ!
そんな私に往復ビンタしてくれるような漫画がこの作品。
読み終えて思いましたけど、人生シビアすぎませんか?
公立がいいとされている地方出身者なので(大体の地方は公立の方がヒエラルキー的にはよく、東京や地方の大都市は逆転する印象があります)、受験、こんなやばいの?と震えます。地方では中学受験する人なんてよっぽどの天才かお金持ちかの二択でしたよ。
あとこの本をAmazonで探した時の類似のオススメ本がえぐい。
とにもかくにも、中学受験、おっかなすぎる。
そもそも何故ここまでシビアになっているのか?というと、どうやらセンター試験というか大学受験の色々が先々変わるらしいですね。そこに向けてどう逆算していくかも大事なようです。
自分は大学受験の際に私立大学一本で進んだため、今のセンター試験の仕組みも全く分かっていない上に、生涯賃金がどうとか、教育に年間いくらとかほぼ知らないまま、なんとなく大学まで出てなんとなく今まで生きてきました。ここにきてなんだか落ち込みます。お母さん…ごめん…そしてありがとう…
この作品にもそういう人は出てきますが、「小学生で受験ってかわいそう!」という気持ちがなくはない。
でも中学受験をすれば高校受験、場合によっては大学受験まですべて免れられると言われたら、確かにそれは結構かなりいいかもしれない、と思える。
とはいえ、塾に通うのも受験そのものも、そのあと合格できていい学校に通うのも、全て莫大なお金がかかるから、よく考えないといけない。それを判断する材料の一つにしてみてもいいのではないでしょうか。
通う人たちは思いっきり“顧客”呼ばわりですけどね。でも現実ですからね。
勉強が、学歴が全てではない!と言いたいところですが、お金と同じく“あるに越したことはない”と思うので、どうか皆様のすべての関係者の方々が、晴れやかな気持ちで春を迎えられますように。
私は今後の人生もどうやって試験というものを避けて生きていくか、真剣に考え続けたいと思います。
貯蓄もないのに漫画をジャケ買いしては一喜一憂しているどうしようもない人間。
狭く浅く生きています。