『軸をもって立たないといけない』

舞台『戦国BASARA4 皇』で主演の伊達政宗役ですね。

はい。武将が沢山出てきますが、登場人物一人一人のストーリーがしっかりあってどのキャラクターも魅力的です。歴史の知識があまりなくても楽しめる作品になっています。
僕もあまり史実は意識しすぎず、ゲームのキャラクターを参考にしています。

やはり舞台ならではの緊張感はありますか。

舞台は映像と違ってステージ全体が見えるものなので、軸をきちんと持って立たないとダメだなって思います。全身で存在を表現しなければならない。
今回の『戦国BASARA』は殺陣が多くアクションが重要な要素なので、地盤からしっかり稽古していかなければなと覚悟していました。
また、僕が主演ではありますが、ストーリー上は誰が主役になってもおかしくないですし、先輩方も経験豊富な方々ばかりなので、自分と自分のキャラクターをいかに魅力的にみせるかが勝負ですね。
初めての2.5次元の舞台で、緊張もありますが楽しみでもあります。

『客観的に見ることを意識しています』

ブログを拝見したのですが、もしかして写真がお好きですか?

そうなんです!写真、凝ってます。
ブログの写真は主にスマートフォンで撮影して、アプリで加工しています。アングルにもこだわってます。柱にスマホを載せてみたり…(笑)。構図は意識してます!
ムービーも好きです。短い動画が編集できるアプリがあるんですけど、短いシーンを繋げて撮るのが面白くて。友達にこうしてほしいとお願いして、1カットずつ撮ってみたり、影だけのショットを挟み込んだり…
ポラロイドや一眼レフも持っているんですが、まだ使いこなせていないので、勉強しなきゃですね!

そういう表現をされていると、現場でも違う楽しみ方があったりしますか?

そうかもしれません。客観的に見ることを意識するというか…。自分で演じる時も、ここでこうすると面白いかも、とか、トライしようという気持ちになります。
とはいえ、偏りがあるなって反省もあります。自分の興味あることにはグッと集中できるんですけど、苦手なことはそうもいかず…(苦笑)。
映画『未来のカケラ』はほぼ台詞がないのですが、ト書きの情報をいかに表現するか、これもまた新たな挑戦ですね。

■塩野瑛久 プロフィール
1995年1月3日、東京都生まれ。
2011年「第24回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」で審査員特別賞・AOKI賞をW受賞し、翌年CXドラマ「GTO」で俳優デビュー。
ドラマ「獣電戦隊キョウリュウジャー」(EX)や「あすなろ三三七拍子」(CX)で人気を博し、数々のドラマや映画に出演。
2015年は、主演映画「きっといつの日か」、「鼻目玉幸太郎の恋!」が公開、「純平、考え直せ」では舞台初主演を果たす。
また2016年には、1月からドラマ「Halo-Halo HOUSE ホセのニッポン・ダイアリー」がフィリンピン国営放送PTVにて放送されるほか、映画「未来のカケラ」がショートショートフィルムフェスティバル&アジア他で公開予定。

■舞台『戦国BASARA4 皇』http://www.basara-st.com/
2016年1月21日~31日(日)東京・Zeppブルーシアター六本木、2月5日~7日大阪・サンケイホールブリーゼ
ゲーム発売10周年を迎えた人気ゲーム『戦国BASARA』シリーズの舞台化最新作。個性あふれる戦国武将たちがそれぞれの野望に向かって闘いを繰り広げる。伊達政宗(塩野瑛久)をはじめ真田幸村(松村龍之介)、毛利元就(小谷嘉一)などが登場するほか、ゲーム『戦国BASARA4 皇』で初登場し話題となった千利休(寿里)も舞台で大暴れする。

撮影:大村祐里子