『ついかっこつけちゃうことも』

舞台『大きな木の下で』の役所を教えてください。

定時制高校に通う、番長という男の役です。自分と同じ年齢を意識して役作りをしました。
学校仲間との話や、普通科の生徒との交流などを軸にストーリーが進んでいきます。
番長は、一途で男らしい奴です。ダメなところもあるけど、なんだかんだで愛されキャラ。
僕も男なんでついかっこつけちゃうこともあるんですが(笑)、番長はありのままの男なんで、稽古で修正しています。

宮城さんが注目してほしい見所は?

やっぱり仲間との友情ですね!
番長はみんなと一緒にいるのが本当に楽しいんだな、ということが伝わるといいなと思います。
また、どうして草は番長を選んだのか、そこも魅せれたらいいな。
掛け合いも見物です!仲間や、ここでは言えませんが、人ではない存在も出てきます。
クライマックスでは番長の本音がわかるんですよ。是非注目してもらいたいです。

『四角いリングから舞台へ』

どんな時に役者の楽しさを感じますか。

簡単じゃないところ、ですね。
自分では同じことをやっているつもりでも、見てもらう方によって響くところが違ったりして、そこがすごく難しいし、だからこそ楽しい。
また、格闘家時代もそうだったんですが、“スポットライトを浴びたい”というところもあるかな。
今まで「四角いリング」で闘っていたのが、今は「舞台」になっている感じ。
昔から応援してくださってた方々にも(格闘家時代と)カブって見えたらしくて、そう言われた瞬間に「俺が今やりたいのはこれ(お芝居)なんだ」って気づきました。

格闘技と芝居の共通点はありますか?

格闘技も芝居も、ストイックに突き詰めれるところですね。
正解がない世界で、自分で考えて、集中して、挑戦し続けることができる。
普通の人より力が強いんで、芝居も力が入りがちになってしまうので、リラックスすることが今の課題。
あと、体重のコントロールができるのは自分の武器だなと思います。
将来はアクションも挑戦してみたいですね。

■宮城大樹 プロフィール
空手家である父と、姉の宮城舞の影響もあり6歳から空手を始める。その後、横浜アリーナにてK-1GPを観戦したのをきっかけに、空手からキックボクシングの道へ転向。
2013年1月、キックボクシングの認知度を向上すべくCX系テレビ番組「テラスハウス」に入居。その後、2013年3月17日 – RISE 92にて第4代RISEバンタム級王者となる。
しかし、2013年7月20日に行われたRISE 94で判定勝ちを収めた後、検査でくも膜嚢胞が見つかりドクターストップ。同年8月16日に引退を発表。
引退後、「呪怨 終わり始まり」「TOKYO TRIBE」などの映画に立て続けに出演し、本格的に俳優を目指す。
2015年10月クールTBS「監獄学園ープリズンスクール」でオーディションを勝ち取り根津ジョー役にて出演決定した。

■「大きな木の下で」~あの頃俺らの毎日はウザいくらいアツかった~
2016年3月16日(水)~3月21日(月・祝) 六本木・俳優座劇場にて
作・演出:秦秀明
出演者:宮城大樹・佃井皆美・早乙女じょうじ・宮下雄也・磯貝龍虎・石田佳蓮・足立英昭・柏進 / なだぎ武 他

撮影:大村祐里子