『鍛え上げられた作品』
この映画「シンデレラゲーム」に主演された率直な感想は。
精神的にも肉体的にも鍛え上げられた作品です!
最初の方は虫除けとか気にしていたんですが、最後はそれどころじゃなかったです(笑)。文字通り、泥だらけになって撮りました。
そのハードさが作品の設定とリンクしていて、役作りにはとても活かされています。
2作続けて脱出ものですが、どんな違いがありますか?
前作「人狼ゲーム プリズン・ブレイク」は男女の関係も交えつつの作品でしたが、今回は女の子しかいないので、より女性の生々しさや本性が見える作品になったと思います。
飾らない人間の裏の部分がとても上手く描かれています。
現場はどういう雰囲気でしたか?
女子しかいないので、寝泊まりも大広間にお布団を敷き詰めて、合宿みたいな感じでした!
お風呂もみんな一緒に入ったりして。
関東の某所でロケをしたんですけど、とても星が綺麗でした。東京から少し離れるとこんなところもあるんだなと思いました。
『普通が一番難しい』
デビューのきっかけを教えてください。
小学校の時にavexの全国オーディションを受けたことがきっかけです!
初めてのお仕事はTVドラマで、教室の一番端っこで台詞も何もないところからのスタートでした。
お芝居の楽しさに気づいたのは、映画「告白」です。
普段はどういう人だと言われますか?
サバサバしてます!今回の役とは真逆ですね。
他の方からは…「肝座ってるね」と言われることが多いです(笑)。
これから挑戦したいことを教えてください。
見た目がハッキリしているので、インパクトのある役を頂くことが多いんですけど、これからは純朴な、普通な役も積極的にやっていきたいです。
普通が一番難しいなと思うんですよね。普通だからこそ視野が広くなったり、他の役のことを理解できたり…
そういう役を自分のものにしていきたいです。
■山谷花純 プロフィール
1996年12月26日生まれ。宮城県出身。
2007年、エイベックス主催「俳優・タレント・モデルオーディション」に合格し、翌年ドラマ「CHANGE」(08/CX)で女優デビューを果たす。
その後NHK連続テレビ小説「あまちゃん」(13)をはじめドラマ「ファーストクラス」(14/CX)、「手裏剣戦隊ニンニンジャー」(15/EX)、映画『告白』(10)、『悪の教典』(12)、『今日、恋はじめます』(12)、『舟を編む』(13)、『寄生獣』(14)、『ニンニンジャーVSトッキュウジャー 忍者・イン・ワンダーランド』(16)、『人狼ゲーム プリズン・ブレイク』(16)など数々の話題作に出演。
初の舞台「瞑るおおかみ黒き鴨」(2016年9月1日~22日)では大山捨松役を演じる。
■映画『シンデレラゲーム』 http://cinderella-game.com
「低迷アイドルのみなさん、トップアイドル目指して殺し合いをして頂きます!」
所属するアイドルユニットの解散公演を終え、悲しみに暮れる沙奈(山谷花純)が目覚めるとそこは孤島だった。周りには同様に拉致されたアイドルたちの姿が。そこにタキモトと名乗る男が現れる。「アイドル業界から捨てられたクソゴミアイドルのみなさん、おめでとうございます!あなたたちにはこれからシンデレラゲームに参加して頂きます!」
ルールは簡単。トーナメント制のカードバトルを勝ち抜けば、トップアイドルになれるという。ざわめく少女たち。亡き姉の夢を継ぎ、再びトップアイドルを目指すため、沙奈もゲームへの参加を決意する。しかし、彼女たちはまだ知らない。敗者には「死」が待っていることを…。
10月1日(土)より、シネマート新宿ほか公開
撮影:大村祐里子