映画化と聞いた時は、色んな意味で『まじで？』と思いました。
というわけで、いつになくタイムリーな作品を取り上げようと思います。
ドキドキしています。
『秘密 -THE TOP SECRET-』
どうやら明日、実写映画の公開だそうですよ。
20XX年、科学技術の進歩により、死んだ人間の脳をスキャンすることで生前の映像を見ることができるようになった世界の話。
まさに『美しすぎる警視正』薪さんと、新人（とはいえゴリゴリのキャリアだよねこの人）の青木くんが色々あって部署のみんなと事件を解決するぞ！
今回の映画は1,2巻をベースに作られているようですが、個人的には3巻のチャッピーの事件と、7巻の大臣絡みの事件のエピソードがとてもおすすめです。
チャッピーは絶対に泣きますよ！！
あと、大臣絡みは薪さんの最後のセリフが本当に鳥肌もの。
チャッピー悲しすぎる～数年間の地獄よー！あのセリフ、言ってみたい！、、、という話をして盛り上がりたい。
清水玲子先生は少女漫画の中で激情を描かせたら最高峰だと思っております。
どの作品でもそこで描かれる人間関係、中でも悲痛な一面は最高にグッとくるので、もう有無を言わずお読みいただきたい。
泣かない作品はないですよ。
映画化が決まった時から続々と新訂版が書店に並んでいますので、買うなら今しかな～い、です。
買わなくても、おそらくほとんどの漫画喫茶に必ずあります。映画化がなくてもこれは名作だからね！
そして、この作品が面白いと思ったならばそのまま『輝夜姫』とか『月の子』という過去作も最高なので、是非没頭してください。
短めでサクッと読みたい方は、ちょっと前に出た『Deep Water』もありますが、これはちょっとこの『秘密』の希釈版な気がします。
昔は『輝夜姫』を映画化したら絶対面白いんだけどな～と思ったこともありましたが、諸々のスケールがでかすぎてまあ無理でしょうね。アニメ化だったらいいかもしれない。
そういう点ではこの『秘密』の映画化はとてもいいと思います。まだ見てないけど。
ということで、映画から興味を持ったら是非原作を読んでみてください！最高なんで。保証します。つまらなかったら鳥貴族奢ります。
脳を見れるというのと、なんとなく撮った写真を後から見返すことは、ほんの少しだけ同じ要素な気がするようなしないような。
貯蓄もないのに漫画をジャケ買いしては一喜一憂しているどうしようもない人間。
狭く浅く生きています。
