今日のおかずもブッコんでいきやしょう『紺田照の合法レシピ』

面白そうだなと思ってジャケ買いしたら斜め上だが最高でした。

馬田イスケ/講談社
『紺田照の合法レシピ』

ヤのつく筋な主人公が、今日もいい料理(しごと)してます。
しかもこの主人公、まだ現役の高校生らしいです。高校生って構成員になれるの?すごく疑問!
とはいえそんなこと気にならない面白さ。

去年、一昨年あたりから、なんだか雨後の筍のようにグルメ漫画がぶわっと増えた時があって、書店に並ぶ新刊がグルメ、レシピ、グルメ、レシピ…な状態の時もありました。
グルメ漫画、御多分に洩れず好きですけど、そればっかり見たいわけじゃない。
しかもこんな風にブームになってしまって食傷気味(グルメだけに)な場合、ただ美味しい料理を主人公が食べますだけだとしっくりこない。
では主人公や設定が面白ければなんでもいいのか?と言われるとそうでもない。
主人公や設定が面白くて、かつ料理もグッとこないといけない。
なんでもいいわけじゃないんですよね。グルメだけに。
そんな中彗星の如く現れたこの作品。

基本的には、「主人公がその日あったトラブルをヒントに夜自炊する」、これがベースです。
時々その素晴らしい腕前で各国マフィアをギャフンと言わせたり、おっかない売人を更生させたりもします。
中華一番!で言うところの、ローウェン大師みたいな人も出てきます。
(関係ないですけど、いつか『こいつ…ひと口食べただけで隠し味までキレイに見抜きやがった…!?』っていうのやりたいですね)
あと、“各話毎に入るおまけページ”、あそこは個人的に通常の単行本コミックスの醍醐味だと思っているんですが、この作品は当然ここも最高です。

ここで試し読みもできますし、某ックパッドともコラボしてるし(しゃてい企業なのかな?)、なによりまだ2巻しか出てませんし、もうこれはふとしたときに騙されたと思って読んでみてください。

18歳か~。
この主人公も、赤木剛憲も、とっくに年下なんですよねえ…。


iPhoneが壊れたのでこんな写真しかありませんでした(でもこの唐揚げはとっても美味しいです)。恵比寿のイタリアンも赤坂の和食も中目黒の創作料理も写真がなーんにもない。iPhoneが壊れたせいなんです。

やまなか(仮)
貯蓄もないのに漫画をジャケ買いしては一喜一憂しているどうしようもない人間。
狭く浅く生きています。