おかえりなさい、フジタ『ギャラリーフェイク』

2017年になりました。
2016年も色々ありましたね。
世間を騒がせる様々な騒動が勃発する中、私は自分が最も好きな漫画家のおひとりがお亡くなりになって、結構なショックを受けたのでした。
というか今も消化できていない。

でも面白い漫画は発売され続ける。
かつての名作が復活したりもする。
そんな中にはこの作品も。

9784091893123
『ギャラリーフェイク』(画像は最新刊・33巻)

過去に何度か『ブラックジャックもの』というジャンルをご紹介しておりますが、これはその代表作ですね。
舞台は美術界。
かつてメトロポリタン美術館の天才キュレーターだった男・藤田は、今や東京で贋作・複製品を扱うギャラリーを経営しているが…というお話。
アニメ化もしていたので色々こまかいことは先生に聞いてください

2005年、コミックでいうと32巻で一旦最終回を迎え、終わったはずだったこの作品。それが色んな経緯で復活しました。現在は不定期連載中です。
不定期連載を時々読んではいたけど、このコミックの最新刊を本屋さんで発見したときはテンションが上がりました。
最終回があったとはいえ、ストーリーの大枠的には永久に続いてほしいなと思っていたので、願いが叶ったなと。
しかも最新刊が名前ちょっと変えて1巻、とかじゃなくて、続きの33巻なのがニクいですよね!

この最新刊は、かつての番外編のような作品から始まります。
この1つめのお話がとっても素敵な上に、初見の方でもばっちり読める内容ですので、32巻も読むのはちょっと…という方には是非オススメします。
もちろん、昔からご存知の方にも超オススメ。フジタが帰ってきたお祝いでもしましょう。フジタとサラがいいよね、やっぱり。となることうけあい!(個人的にはカルロス親方も好き)

しかし細野先生は本当に多作だしバイタリティはもちろんですけどどの作品もきっちり面白いしジャンルも多岐すぎるし、天才とはこういう方のことを言うのだろうなあという感じです。
ギャラリーフェイクはもちろん、どの作品も読めるものは全部読んでおります!これからも素敵な作品をお願いします!

今年もいっぱい面白い漫画に出会えますように。オススメあったら教えてください。
というわけで、2017年も、なにとぞよろしくお願い申し上げます。


今年は写真ももうちょっと撮っていけたらいいなあ。

やまなか(仮)
貯蓄もないのに漫画をジャケ買いしては一喜一憂しているどうしようもない人間。
狭く浅く生きています。