『太鼓判を押せる配役』

今回のニノン役は飯豊さんご自身と同世代の役ですが、共通点はありますか。

大事な人と出会うことで自分が変わっていく、という経験が重なりました。ニノンちゃんはキラ君と出会って変わりましたし、私の場合は、担任の先生がとても熱い方で、その先生と出会って学校がより楽しくなりました。
ニノンちゃんはとても真っ直ぐな女の子で、感じた想いを素直に相手にぶつけていくので、演じていてとても楽しかったです。

主演の中川大志さんの印象を教えてください。

大志くんは中学校の頃から一緒にお仕事をしていて、仲良しなんです。今回は俳優としての大志くんを見て、こういう一面もあるんだ!と思いました。
大志くんの素顔は落ち着いてるけど天然な一面があると思っていたんですが、しっかりしてるなと感心しました。
泣きのシーンもすごくいろんな想いが伝わってきて、キラ君が大志くんで良かったです。まさにキラ君にピッタリ!私が太鼓判を押します!(笑)

映画化ならではの胸キュンポイントはどこですか?

カーテンの刑のシーンです!
原作者のみきもと凜先生曰く、漫画ではそこまでフィーチャーしていなかった場面だそうです。その分しっかりとした正解がないので難しさもありましたが、こだわりが詰まったシーンです。カーテンの生地からこだわっているんですよ。

『エンドロールまで見逃せない』

キラ君同様に飯豊さんにも秘密はありますか?

もちろん、ありますよ!(笑)
でも、お仕事や生活をしていく上で大事なことは、家族やマネージャーさんなど、自分が信用している人に相談します。
こう見えて人を見る目はあると思っています。

現場であった驚きのエピソードを教えてください。

動物園のシーンは、なんと当日に台本が渡されたんです!色んな動物の説明をその場で全部覚えました。更にその日は雨が降っていて、各シーン1カットずつしか撮れない中のプレッシャーはすごかったです(笑)。
でも相手が(中川)大志くんだから安心してお芝居に集中できました。その他にも、エンドロールまでたくさんの要素が詰まっているので、最後まで注目していただきたいです。

改めて映画『きょうのキラ君』の見どころを教えてください。

胸キュンシーンあり、また生と死に関わる重いシーンもあり、まさに“キュン泣き”できる作品です!
インコ先生とのシーンもありますし、原作にある前髪をバッサリ切るシーンもあったり、そういう細かいところまでちゃんと実写化されています。是非ご覧ください!

『感情を相手と共有したい』

普段から魅力的でいるために気をつけていることはありますか?

きちんと気持ちを伝えることです!例えば、プレゼントをもらったら、その場で開けてお礼と嬉しさを伝えたいんです。
一つ一つの感情を相手に共有してもらえるようにしています。

ファッションのこだわりはありますか?

ここ最近はずっとシンプルなお洋服を着ることにハマっています。シンプルなんだけど、どこかワンポイント色味や形が変わったものが好きです。ちょっとしたラメとかのアクセントを楽しめるようになって来ました。

ご自身の強みは何だと思いますか。

えーっ!なんだろう…?なんですかね?(※ここでマネージャーさんに聞いて)…マネージャーさん曰く、“現場の空気を明るくすること”だそうです(笑)。
話しやすさはあるかもしれません。街にいても、私のことを知らない方からも普通に話しかけられます。
あと人からよく言われるのは、“癒される”。だから常にマイナスイオンが出るように頑張っています!
一緒にいる人がどういう状況なのか、敏感に察知するようにしています。

『作品のスパイスになりたい』

お芝居をしていて楽しい瞬間はどんな時ですか?

アドリブ芝居が一番好きなんです!大筋は決まっているけどお芝居は自由でいいときは本当に楽しい。
『きょうのキラ君』では、自分だけのシーンは自由なシーンが多かったので、アドリブで生み出したものを使ってもらえるのは役者として楽しいですし、それが見てくださる方に届くことも嬉しいです。

映画とドラマでの違いを教えてください。

映画は時間があるので、よりチームの一体感がグッと詰まっている気がします。作品を完成させるためにみんなが同じ位置で頑張る感じです。
ドラマは期間が決まっているので、どんどん進んでいきますね。とてもスピーディです。
今出演しているドラマ「嫌われる勇気」(CX)ではまた違うイメージの女の子を演じています。

女優としてどうなるのが理想ですか。

ずっと自分らしさを保ちながら演じていきたいです。自分自身を大事にして、その時々を楽しみたい。そうすればいいお芝居ができる気がします。
作品のスパイスになれる女優になりたいです。

飯豊まりえ marie iitoyo プロフィール
1998年1月5日、千葉県出身。2008年エイベックスのオーディションにて輩出され、新潮社「ニコプチ」モデルとしてデビュー。その後姉妹紙「ニコラ」専属モデルとして、表紙を多く飾るなどティーンのカリスマとして人気を得る。
現在セブンティーン専属モデルとして、ファッションブランド広告、東京ガールズコレクションなど大型ファッションイベントなどに出演。
映画『きょうのキラ君』(2/25土公開)にヒロイン・岡村ニノン役、映画『暗黒女子』(4/1土公開)に主人公・白石いつみ役に抜擢されるなど、実力派若手女優としても話題をよんでいる。
2017年1月クールOAフジテレビ系「嫌われる勇気」にレギュラー出演中。

©2017「きょうのキラ君」製作委員会
映画『きょうのキラ君』 http://kirakun.jp/
2017年2月25日(土)全国公開
出演:中川大志 飯豊まりえ 葉山奨之 平祐奈 岡田浩暉 三浦理恵子 安田顕
監督:川村泰祐
原作:「きょうのキラ君」みきもと凜(講談社コミックス別冊フレンド刊)  
脚本:中川千英子、脚本監修:松田裕子
製作:©2017「きょうのキラ君」製作委員会  制作:メディアミックス・ジャパン  配給:ショウゲート

撮影:大村祐里子