#みかちゃん フォトブック『はじめてお母さんになったわたしへ』インタビュー

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今回の著書『はじめてお母さんになったわたしへ』はどういった本でしょうか。

私がこれまでFacebookに綴ってきた言葉をまとめて、子供達の写真も一緒になったフォトブックです。
写真も自分で撮りました。

写真がとても綺麗ですが、元々撮られてたんですか?

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最初は子供達の記録を残すために始めました。子供の自然な表情とか撮るようにしてて、その積み重ねですね。
元々フォトグラファーとして活動とかはしてなかったです。写真の勉強をしたわけじゃないし、何も参考にしてないんですけど、子供たちと仲良くなったら自然と撮れるようになったというか。
写真って子供の内面が映し出されるんですよね。意思の疎通と言いますか、心と心が通じ合わないと引き出せないことがいっぱいあります。自分にしか撮れない表情を撮れたりすると更に楽しいです。

素敵な写真を残す秘訣はありますか?

意識しているのは、体験やその時の背景と、感情を合わせるようにということ。
海にいて釣りをしていたらその楽しさを伝えるようにしようとか、公園で遊んでいたら綺麗な空や探したタンポポと一緒に写そうとか。
その写真から物語を感じられたらいいなと思いながら撮っています。

#みかちゃんはご自身で保育園を設立されていますが、どういった思いがあったんでしょうか。

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きっかけは、子供一人一人が、その子らしさを活かせる場所を作りたくて。
みんなで一緒にお遊戯したりすることを強制するのではなく、その子がその時何をしたいかを大事にして実現してあげる場所があって、そこで好きなだけ遊び切るという経験をさせてあげたかったんですね。
人が子供を育てるというより、自然の中でその子自身が育つという空間があってもいいと思ったんです。

子育てを楽しむ秘訣を教えてください。

子育ては、楽しいけどやっぱり同じくらい大変なことがありますよね。自分のそれまでの習慣に全くなかった未知のものが突然やってくるから、そこへの順応が大変。
そういう時は、子供をしっかり育てよう、ああしよう・こうしようというのは一旦止めて、よーし私もこの子と一緒に育っちゃおう!という意識に切り替えると、新しい発見ができて楽しめたりしますよ。
あとは、1人で頑張らないこと。自分を犠牲にしないで、むしろ辛い時ほど自分に優しくしてあげる。そうすることでより子供や周りに優しくできるようになります。

この本をどんな時に読んでもらいたいですか。

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どのお母さんも、我が子のことは大好きだと思います。でも、時々ふと疲れちゃったり、息が詰まったりしちゃう。そういう時に読んでもらえたらいいな。
みんな結構精一杯だったりギリギリな中でお母さんをやってるんです。でもそういう時に誰かと話をしたりとか、電話やSNSで悩みを共有することで楽になったりする。でもそれが上手くいかなかったり、足りなかったりした時に、この本を手にとってほしい。また、同じような悩みを持つお母さんの間でプレゼントしてもらえたら嬉しいな。
優しさの循環のお手伝いになったらいいなと思います。

これからのお母さんたちにメッセージをお願いします。

お母さんになって、喜怒哀楽の色んな感情が出てくると思います。その中で、ネガティヴな感情が出た時に、それでもいいんだと受け入れてもらいたいです。
子供と一緒に育っていけばいいんです。理想のお母さんを目指して「こうしなきゃ」「こう言われたから守らなきゃ」と頑張って育てるのではなく、子どもと共に暮らすことを楽しんでいって欲しいと思っています。

 
フォトブック表紙
『はじめてお母さんになったわたしへ』
“そんなに頑張らなくて大丈夫
あなたのままの「お母さん」でいいんだよ
そのままのその子が素晴らしいんだよ”
Facebookで育児ママの共感を呼ぶことばをつづる「#みかちゃん」の初著書。
我が子に通わせたいと思う保育園を自らの手で創り、多くのこどもたちと接してきた経験から、育児に悩むママへのメッセージを自身の写真とともに綴りました。
ママの心のサプリメントとなるメッセージフォトブックです。

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#みかちゃん
Pygmy Company 共同創業者、作家。2007年に男の子を出産後、我が子に通わせたい保育園がなく自らの手で『 Pygmy Outdoor Lifestyle School 』を創る。
子どもの世界に身を置くことで「こども」から発せられる想いを世の中に伝える活動にも力を入れている。
『子育ては自分を幸せにする子どもからのギフトです。』

撮影:大村祐里子